お裾分け
- jointkinship4
- 2018年6月27日
- 読了時間: 2分
皆さんこんばんは。梅雨の季節が続く中、ここ数日は猛暑も続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは『お裾分け』です。
私の祖母は40年以上同じ地域に住んでいます。祖母の自宅があるところは住宅地として開発されたため、近隣の方々も、ほとんど同じ年数をこの地域で過ごしています。
祖母の地域では『お裾分け文化』が色濃く残っています。自宅の庭園で実った果物や野菜、贈られてき果物、自家製お漬物、手作りの大福など、近隣の方々にお裾分けしているのをよく見かけます。私がまだ小さかった頃に、祖母の自宅のお向かいの方から手作りの苺大福を頂き、とても美味しかった事を未だに鮮明に覚えています。そしてすれ違った時に当たり前のように挨拶を交わします。そして、私が自宅に戻った際に、母に苺大福の話をすると、「こっちではお裾分け文化はなくなってきちゃってるからね。」と言われ、私はその時、祖母の自宅の周りの方たちはみんな温かいなと感じました。
今では、ほとんどの地域で希薄化していってしまっている『お裾分け文化』。きっと、この文化があることによって、地域の繋がり、小さなコミュニケーションが生まれていくのだと、私は思いました。何でもかんでも、『古い文化』として希薄化を見逃すのではなく、取り入れることにより、地域の交流がより一層深まることも沢山あります。ですから、私は『お裾分け文化』は現代でも残していき、これからの未来にも残していくべきだと思います。
2018年6月28日 平本華子
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